うーん。 難しいね。

「サッカーはカオスであり、かつフラクタルである」


あるサッカー指導書に書かれていた一文であります。


実に興味深い指導書です。通勤時間にじっくり読ませて頂いております。



本書は今までの自分達の指導概念を覆すものでした。

普通は軽いウォーミングアップから、徐々に負荷の高い練習を重ね、
最後にゲームで練習してきたことを実戦で。

そんなことを普通にやってました。


この指導書ではサッカーはサッカーの中で上達する。
実戦に無い状況での練習はあまり意味がないと書かれています。



例えば、簡単に言うとパス練習。
2人1組で向かいあい、パスを繰り返す。 こんなことは意味がないと。



確かに。
実戦でそんなフリーの状況なんてありえない。

練習は常に相手(敵)がいる状況を作りながらやるべきなのだと。


練習でははじめにウォーミングアップの後、すぐに短時間のミニゲームを。
その後、そのゲームからでた課題を自分達で考えて、
その課題に対して取り組み、また最後にミニゲームで実戦してみる。


そんな風にしてみたらどうかと。


うん、楽しそうだね。


ただ言われた事をやっている子ども達より、自由にボールに触れて、
自由に周りのメンバーと一緒にゴールを目指すことで、自然とパスを覚えたり
相手を抜く技術を身に付けたり。


あまり細かい指導なんて必要ないのかも知れませんね。


サッカーの中でサッカーを学ぶ。


子ども達にはもっとサッカーを楽しんで欲しいですね。


気が強くケンカも多い、個性的な子が多い子ども達ですが、
サッカーが好きで好きで、練習が終わってもいつまでもボールを蹴っている彼らと

これからも楽しくサッカー楽しめたらいいなと思います。



そんな彼らのために少し時間使ってあげないとね(笑

コメント

SR
2010年4月26日23:32

野球だとセットプレイが連続する訳ですから、また違う視点になりますね。
・・・多分。異種ではありますが、参考にさせていただきます。
by コーチ見習い

大谷龍
2010年4月27日10:20

全ての事象はフラクタルであるとは思います。が、フラクタルはオリジナルが存在するが故のフラクタルだと思うのですよ。
オリジナルがある程度確立した状態でフラクタルであるミクロの部分を積み重ねる練習は有効だと思うのですが、オリジナル自体が不安定な時期は、やはり基礎練習が必要だと思う訳です。

「2人1組で向かいあい、パスを繰り返す」
わたしはこの練習は、ボールに慣れる。常に足のどこでボールにタッチしているか意識する。という為にはとても重要な練習だと思ってます。

うちの場合は単にゆっくりパス練をするのではなく、的確に止めて早く決められた場所に返す、とか位置を移動しながらのパス練とか少しバリエーションは加えていました。
(競技に参加することが目的だったので、緊張感がない中での練習は意味がないかなとは思っていたので。)

ただ、確かに日本のスポーツトレーニングは基礎トレを信奉しすぎで、実戦重視ではないな?と思う所はあります。
ストイックな人以外は楽しくないんですよね。
なので、ある程度出来るのであれば、実戦の割合を増やして楽しんでうまくなろう♪言う考え方は大賛成です。

とはいえ、うちはサッカーの練習はもうやめてしまったんですよね...
(今は、全く別ジャンルに向かっています。体も鍛えないとなんですけどねぇ)

けいりょう(KR)
2010年4月27日12:41

>SRさん、
野球は違う感じがしますね。
素振りとかキャッチボールとか反復練習がきっと必要です。

でも楽しみながら上手になるっていうのは同じです。

コーチ業も大変だと思いますが夏まではカードも忙しそうですね!

けいりょう(KR)
2010年4月27日12:54

>大谷龍さん、

私自身はフラクタルという言葉自体知りませんでした(笑


反復練習はたしかにボールに慣れる、といった意味では重要です。

読んでいる本では、さらにそれを相手のいる中でやることで
もと効果的な練習になる、というようなことが書かれています。

どこでボールを触るとどこにコントロールできるかとか、
実践に近い感覚でトレーニングするんですね。

自分が学生時代にやっていた練習しか頭になく、目から鱗が落ちましたねw



T君、サッカーやめてしまったんですか?

でも、またやる時もあるかも知れませんね。

kou
2010年4月30日13:15

先日は、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

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